投稿者:鵜飼 柔美
6月に開催した「Reflective Retreat in 琴平」振り返りレポートの最終回です。
前回までの2回は、アンケート結果がALL満点だった内容を振り返り、ファシリテーターとしてどのように価値を提供できていたのかを検証・共有させていただきました。
最終回の今回は、琴平の地で解散してから1ヶ月後にオンラインで開催した「RR同窓会」で、日常に戻られた皆さんの「その後の変化」についてお話しします。
2泊3日のリトリート、そしてその前に行った10週間の「心のアイドリング」。
自分自身に対する「問い」を持ち続けること、そして長い沈黙を含んだ対話が皆さんにもたらしたのは、驚くほど深い「人生態度の変容」でした。
1. 答えを急がない・白黒つけない「曖昧さの許容」
・以前は「決めたらブレないこと」「正解を持つこと」が理想だったが、「毎日考えや答えが変わってもいいや」と思えるように。白黒つけるのではなく、グレーゾーンを許容できる器が広がった。
・「これじゃなきゃダメ」から「これでもいいし、あれでもいい」へ。選択肢と寛容さが増え、自分の価値観をそっと脇に置き、まったりと他者や仕事に向き合えるようになった。
② 自分の内面(無意識)との対峙と「受け入れ」
・幼少期(2〜3歳頃)に母親から「おりこうさん」と褒められた体験が、実は47年間ずっと「正解」を求め続ける自分を作っていたことに気づいた。「答えはいくつあってもいい」と知ったことで、自分を丸ごと受け入れられる感覚を得た。
・日常でいじけたり、ひがんだりする自分に気づいたとき、すぐに落ち込むのではなく「あ、私はこういう時にいじけるんだな」と一歩引いて観察できるようになった。
③ 日常のスピードと自分の内省スピードの「調和」
・感情が動いたときに「自分は何に反応しているんだろう?」と、一旦立ち止まって深めるようになった。
・忙しい日常のスピードに焦りを感じつつも、周囲に合わせるための無難な発言をやめ、「本当に自分が思っていること」を大切に発言できるようになった。
心を扱う専門家として20年活動してきて、「人生が劇的に変わる」といった誇大表現を使うつもりはありません。
リトリートで私たちが提供したのは、何か新しいノウハウを叩き込んだり、無理に自分を変えさせようとするものではありませんでした。
けれど、久しぶりに会った皆さんが口をそろえて「このメンバーで良かった」と言ってくださるような、圧倒的な心理的安全性が担保された「場」。
その場の空気と問いが、今もそれぞれの日常の中でじわじわと効き続けていました。
実感のこもったその言葉こそが、あの時間が「本来の自分へと還る(近づく)」時間だった証だと感じています。
次回の開催予定は12月。
今回の共創モニターの皆さんのご意見を反映し、さらにブラッシュアップして準備を進めていきます。

*記念撮影でどんなポーズにしようかとお尋ねしたら、皆さん「Reflective Book」を持ってのポーズをしてくださいました。
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